一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

悪人 正義 暗黒面

悪人正機説

 

善人なおもて往生をとぐ、いはんや悪人をや

 

歎異抄に出てくる一説です。

 

善人でも救われるのだから悪人は当然救われます。

って感じの内容です。

このブログでも何度か紹介した事があるとは思うのですが。

 

ただこの善人、悪人の捉え方が一般的ではないので

一見聞くと??ってなってしまいますよね。

じゃー、悪い事すりゃーいいって事ねなんて訳ではないのです。

そんなはずあるわけないですもんね。

 

善人、悪人の捉え方もいろいろあるようですが

僕が知っているのは自分で何事も出来てしまうと思っている人の事を善人で

自分はどうしようもないと思っている人の事を悪人と勉強しました。

今、Wikipediaで調べてみると

  1. 自分のやった善行によって往生しようと思うのは、阿弥陀仏誓願のはたらきを疑いの心による。
  2. 何を行うにしろ我々には常に欲望(煩悩)があり、その計らいによる行為はすべて悪(煩悩濁)でしかない。
  3. 善いことをしようにも、実際には自らの善悪の基準でしかなく、本質的な善悪の判断基準がない。

という事でした。

こういうのは仏教らしく面白い所ですね。

心理ですね~~って思ってしまいます。

宗教って聞くと日本人の多くは嫌悪感を示す人が多いです。

やっぱりオウム真理教の影響が大きいのでしょうが

それ以外にも新興宗教の問題もあるでしょう。

 

ただ普通?のお寺さんでも葬式仏教と揶揄されお金儲けに走っている意味の分からない

所も多く確かに問題ありなのですがそういうのは置いておいて

純粋に学問としてみていくとかなり面白い存在ですよ。

 

人類の祖先のホモサピエンスの時代から人間には宗教観があったというぐらいで

人類にとって宗教観は切っても切れない縁があるのだと思います。

ただ、今は現在は溢れかえっている情報や物などによって

そういう気持ちや考えが薄れていっているのも事実だと思います。

ただ、それでも心のどこかでは宗教心は残っていたりするものです。

自分では無宗教だと思っていてもね。

強い信仰心がなくてもなんとなくでもそういうのって持っているものだと思います。

 

前置きが長くなりましたが何が言いたいのかと言いますと

この悪人正機説では阿弥陀様がお救いくださるとおっしゃっているとの事なのですが

聞き分けの悪い善人でも救ってくれるらしいのです。

やっぱり阿弥陀様はすげーなって事なのです。

僕は阿弥陀様にはなれないなって事をつくづく痛感するのです。

 

知っている人にとても困った人がいます。

その人も困っているのですがなかなか人の言う事は聞きません。

自分の事が全く見えないのでしょう。

なのであれこれとこれはどうですか?やんわりと言うのですが

やっぱり聞く耳持ちません。

その人の癖は大体分かっているのでやっぱりなって感じではあるのですが

自己流でドンドン困った方向へ迷い込んでしまっています。

先日もそれでちょっとアドバイス的な事を言ったのですが

それをあーだこーだと言って毎度の事、聞きませんでした。

分かっている事なのに要らないアドバイスなんかしたりするから

こっちもちょっとイラっとしたりして・・・

 

きっと阿弥陀様ならこんな善人にも優しくお救いになるのだろうな

って思ったのですが凡人の僕には到底出来ない事なのです。

 

なので諦めました。もう何も言わない宣言を古川町でしました。

これを古川宣言という。そのうち歴史教科書に載る事でしょう。

 

僕の家は浄土真宗大谷派っていう宗派なのですが

この浄土真宗の開祖・親鸞聖人がこの歎異抄悪人正機説を言われているのです。

Wikipediaには親鸞聖人が作った言葉ではなく、歎異抄で広まったので

親鸞聖人の言葉のようになっているとか。

 

四国の愛媛においてはやっぱり真言宗が多く、あと曹洞宗も多いようです。

浄土真宗は結構マイナーな宗派だと思います。

なので愛媛の人はあまり知らない人も多いのですが

浄土真宗は日本最大の宗派なのです。だから何?って感じですが。

 

ただこの浄土真宗はちょっとややこしい所があって

般若心経を読まないとか檀家の事を門徒って言ったりと

他の所とはいろいろ違う事が多いのです。

そのせいもあって「門徒もの知らず」なんて言葉もあるぐらいです。

 

 

先週の事になるのですが自分のお寺さんにチケットをもらって

松山仏教会のイベントがあったので行ってきました。

コミセンのキャメリアホール

 

仏教界のイベントなので宗派関係なしなのですが

メインの講演はギターの弾き語りをしている鈴木君代さんって尼僧さんの

歌と説法みたいな感じのものでしたがその鈴木君代さんは真宗大谷派の方なので

うちの宗派の方のイベントのようでした。

 

歌の歌詞もやっぱり真宗の教え的な感じの物が多く

他の宗派の方はどう聞いていたのだろうか?って思ったりしていました。

 

歌声は凄くプロ並みで良い声してましたね。

一緒に出演されていた真宗大谷派の男性で天白真央さんも演奏したり

歌を歌ったりしていたのですがこの方もなかなかいい声でしたね。

ちょっと小田和正風の声って言いましょうかそんな優しい感じの声でした。

 

歌詞が凄く字余りで雰囲気は尾崎豊を彷彿とさせる感じで

あくまで字余り感がですよ、きっと年齢からしても尾崎ファンだなって

思っちゃいました。

 

会場に入ってみるとまーそんなところだろうとは思っていましたが

お年寄りしかいません。70以上の人がほとんどで僕なんて超若手。

鈴木さんも歌の合間に若い方もいらっしゃいますね。なんて僕の方を見て

言ってましたがほとんどいませんでした・・・

僕の数席前に僕と同年代ぐらいの男性がいてあとは数名そのぐらいの人がいた

ぐらいでしょうか。98%は70以上だと思います。

 

歌的には50,60代の人に聞いてもらいたいって感じでしょうか。

おばーちゃんには聞いてもさっぱりだったかもしれません。

そのせいか途中退席する人もいたのですがさすがはお年寄り自由奔放です。

誰も文句は言いませんがちょっと失礼な退室の仕方でしたよ。

歌っている最中はさすがにね~~。

 

こういうのにも悪態ついている時点で阿弥陀様にはなれないし

全然、善人でもない大悪人ですよね、僕は。

それでも自分で何とかしようとするめんどくさい奴なのです僕も。

 

ウォーキングしていてもいろいろと気になる事が多いです。

何でこんなことするかな??ちょっとイライラしたりして。

信号が赤で待っているのですが歩道をはみ出して、白線はみ出して

待っているのです。それ危ないよって思うわけですよ。

何で枠内に収まらない?不思議です。車がカーブで入って来たら

しゃがれますよって思うのですが。

 

道いっぱいになって歩いていたり、自転車でスマホいじりながら

運転していたりといろいろと気になってしまいます。

っていうかイライラしています。

 

でもね、こういうルールを守ってよって思っている僕も

車でスピード違反はしていたりするんですよね。

法定速度なんて守っている人ほとんどいないでしょう。

これもご都合主義なのかも・・・

 

それでもやっぱりルールは守りたい派ですね。

約束時間も平気で遅れてくる人もいますが

僕はそういうのも苦手なのです。

 

でも、そういう人の方が簡単に開くに落ちやすいとジョーカーは言ってましたよ。

ダークナイトで。

正義感って空しい所があるだと思います。

人によって価値観は違いますし、正しい事と思ってやっていてもそれが人に認められる

かどうかなんて分かんないです。っていうか逆に反感かったりしてね。

バットマンも楽じゃないです。

 

スターウォーズでアナキンがダースベーダーになるのもそういう感じでした。

あれは見ていて辛かったなー。

ジェダイの騎士はだから感情の起伏を持たず、いつも平静でいる事を心掛ける

必要があるのですが力は強いが起伏の激しかったアナキンにマスター達は一抹の

不安を抱いていたんですよね。

結局は上手く丸め込まれ暗黒世界へ落ちていってしまったのですが。

 

そうそう、スマホアプリゲームのキングダムが終了してしまってつまらないので

最近、スターウォーズのゲームを入れたんですよね。

結構面白いですよ。

 

こういうの見ているせいか僕の中ではバランスって言葉が最近のテーマだと思って

生きています。暗黒世界に落ちないように。

 

 

だけど、暗黒世界に落ちてしまった学校の先生もいます。

学校もいろいろなんですね~~。

ネットのコメント欄にはこの学校が特別なわけではなく

学校の先生も本当にいろいろあるように書いていましたね。

虐めもここだけじゃないみたいです。

まー、一般企業でもいろんな組織でも結構横行しているんでしょう。

 

だけど、教育者という立場で子供たちを指導する立場なわけで

それが暗黒面に落ちてしまっては・・・

 

だけどね、僕が一番思うのは何処の世界にもこういうのはいるのです。

だけど、それをのさばらしているのが一番の問題だと思うのです。

そう考えるともちろんいじめをした教師は悪いのですが

前の校長、現在の校長、そして教育委員会となんの役にも立ってない

システムとして機能してないどころかさせようとしない事に

一番の問題があるんじゃないかって思ってしまうのです。

 

隠ぺいや忖度そういったものが働いて問題をあぶりだすどころか

問題を表面化させないようにして無かった事にしてしまっているのです。

スターウォーズに例えるなら彼らは表向きはパルパティーン議長で

裏の顔はダース・シディアスって感じなのでしょう。

 

恐ろしいですよ。そういう環境は。

学校だけじゃなく、関電もそうだしかんぽもそう。

悪い事をやらせておいて自分たちは知らないですから。

それがまかり通るのだから世の中には正義はないなと思って仕事するしか

ないと思ってしまうと思います。

 

この国も暗黒面にかなり落ちてしまっています。

ジェダイの生き残りはいないのでしょうか?

この国に希望の光はあるのでしょうか?

 

今朝もテレビを見ていてこのいじめ問題をやっていたのですが

テレビなんて所詮はワイドショーで視聴者が見ているかどうかが気になるだけで

真実の追及なんてどうでもいいのでしょう。

こういうのを見るたびに思い出すのが吉本問題ですよ。

これも芸人がやった事件ですが会社の問題も大きくそこが問われ出したところで

風向きが変わり、テレビに出ている人たちがこぞってこんな事やっても意味がないと

会社と社員が揉めていてどちらも徳がないといった感じで

吉本という会社には何のお咎めもないまま終了してしまいましたね。

その中でこいつはダメだなって僕の中でレッテルを張ったのは3人。

夏目三久高橋真麻、松ちゃん。

今は彼が出ているテレビはなるべく見ないようにしています。

 

本当ならここで告発が成就して巨悪が暴かれてほしかったのですが

結局は立ち上がった人達の立場が危ういって感じの

嘘か本当かは知らないけど、干されかかっているなんて週刊誌の話も出ています。

 

暗黒面の力は強く、正義は弱いです。

 

こういう世の中では生きづらく、だから僕は仙人になる修行をしているのです。

 

きっとこのニュースも問題の本質に触れないままフェードアウトしていくのでしょう。