一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

ぶり返し ドーピング 読書感想文

あ~、って言葉しか出ませんね。

 

僕の予想がハズレました。

っていうかイレギュラーがなければって話で感染が縮小している話をしていたのですが

3連休のイレギュラーが発生したせいで感染が横ばいどころか前週よりも増えている

感じになっています。

 

たった3日間の為に2週間のロスって感じでしょうか・・・

この経済損失は計り知れません。

 

結局は前回書いた通り本来は経済を回した方が良いのですがそれをルールを守って

やってほしいのですがやっぱりどうしてもこのコロナ禍で活動的な人ほど感染症対策に

対しての意識は薄いんですよね・・・

 

いまだにこのコロナに対してはコロナに慎重派な人とコロナたいした事ない派の人で

コロナに対する考え方が全然違うんですよね。

 

コロナ関連記事のコメント欄を読んでいても本当にそう思うのです。

記事の内容によってどちらかの派閥の人がグッと増えて慎重論が増えたり

制限解除派の人の意見が増えたりって感じで。

 

僕はハイブリッド型でしょうか。

第5波までは慎重論派でしたがオミクロンになってからは経済とのバランスを考えても

ある程度は動かしていった方が良いって派になっています。

ただそこまでいかないだろうって思っていた医療崩壊が大阪で起きている事を考えると

ここまで来たらブレーキは必要かなって思ったりもしています。

 

だけどそれは日本全体でやる事ではなく必要な所でやれば良いって思うのです。

 

この3連休まん延防止の地域から愛媛を訪れた人ってどのぐらいいるのだろうか?

緊急事態宣言じゃないから県をまたぐ移動って良かったのかな??

 

その人の影響で感染者が増えたってデータはあるのだろうか??

 

よく橋〇信者のようなやつらが行動制限に意味はないっていう人がいますが

感染者がいない所に感染者がいけばそこで感染者が出る可能性があるので

行動制限に意味がない訳がないのです。

 

ただ第5波のように行動制限が効いたわけでもないのに感染が減少したり

行動制限をかけていても感染が収まってない事から意味がないっていうのですが

第5波の感染減少はいまだに謎ではあるもののそれ以外の何かがあったのでしょう。

行動制限をかけても収まらなかったのは個人の行動をすべて縛っているわけではなく

それに個人の行動をすべて把握しているわけでもないので本当の所が分からないって

いうのが本当の所なのです。

 

だから意味がないのではなく、証拠がないってだけなんですよね。

密室の殺人みたいなものですよ。

 

その論点ずらしを信者が真に受けてしまって、行動をしたい人達がその発言を利用して

いるだけだって思うんですよね。

 

ただこのオミクロンではどこでも感染してしまうのであんまり行動制限の意味はない

って思うのですがそれでも感染が落ち着きつつある地域と感染が収まっていない地域の

移動は避けるべきなんですよね。

 

その被害が今、また全国に広がっている状況なのです。

 

そういう意味では政府には私権制限を作ってほしいって思いますよ。

一部のいい加減な人間のせいでコロナ禍を長引かせないでほしいです。

 

しっかり感染症対策をした上での活動!!それに尽きると思います。

それでも感染者は出るでしょう。

経済との両立を考えるとそれがベストだと思うんですけどね。

 

それをルール無しの個人の良心に任せるのは間違いだと思います。

性善説は絶対にダメですよ。

 

基礎疾患のない若者がコロナで亡くなったニュースが出ていました。

亡くなられた方にはご冥福をお祈りします。

 

ですがあまり大騒ぎをしてほしくないです。

確かに基礎疾患のない若い人がコロナで亡くなるというのは前例があまりないって

思いますが若い人が色々な病気で亡くなる事もあるのです。

コロナで亡くなる事だけが特別視するのは如何なものかって思います。

 

それでコロナって恐ろしいよねって扇動するのは間違いだと思います。

 

木曜日の知事の会見で医療の状態などやっていましたが明らかにデータでも

オミクロンの弱毒性が示されています。

高齢者でも入院日数は1週間程度らしいです。

ただ基礎疾患が悪化して一般病棟で入院が続くケースはあるとの事です。

 

感染者数が今までの第5波と比べて圧倒的に多い数字が出ていますが

入院者数や重症者数はそれほどでもないのです。

 

ただ分母が増えれば増えただけパーセンテージが低くても入院者数や重症者数が

増えるのは当たり前ですからそれらを勘案してそれらの自治体がどうすればいいのかを

考えるべきなのですが・・・

 

大阪って知事も府民もアホなのか医療崩壊を起こしていても何とも思ってないのか

知事を支持していますもんね。

大阪は確かに東京と比べても高齢者人口が多いのは事実でしょう。

それは今までのコロナでも分かっているはずですよ。

 

何故に同じことを繰り返しているのかって事ですよ。

東京と比べるなっていうけど、崩壊を起こしている事実は事実。

大阪は医療崩壊しても仕方がないって府民は思っているのだろうか?

 

そういう人は自分が病気や怪我をした時に「しゃーない」って思えるのだろうか?

そんな滑稽な状況を妄想してしまいましたよ。

 

 

北京オリンピックの女子フィギュアを見ていました。

最後のワリエワを見ていて心が痛かったですね・・・

 

だけど悪い事をしたのなら仕方がないです。

ただ彼女自身が積極的にやったものなのか??

ロシアって国だからね~、僕もその渦中にあったらそうせざる得ないかったと

思うんですよね。拒否していたらどうなるのか??

 

それでもドーピングは絶対に根絶するべき事案です。

昔、東欧の選手で男性ホルモン打たされていた選手がいて引退後、その後遺症に

悩まされて髭なんかも生えてきて、性別も本当に変わってきて・・・

最後には自殺でした。そんな番組を見た事があります。

 

あのロシアであれだけ問題視されている中でやったのなら僕はロシアをオリンピック

から排除するべきだと思います。

個人の問題で済ませるべきじゃないって思うのです。

 

おじいちゃんの薬って苦しい言い訳をしている時点でもう組織ぐるみですよね。

僕はそう思います。って世論のほとんどがそう思っているとは思うのですが。

 

ワリエワには可哀そうですが彼女も罪から逃れる事は出来ないと思います。

っていうかロシア全体を排除するしかないって思うのです。

罪のない選手は救済措置としては他国の代表として出るという手段ってぐらいしか

僕の中では思いつきませんね。

 

国籍は変える必要はなく、他国の選手に交じってその国の代表として出場するって

感じでしょうか。それを受け入れてくれる国があれば・・・

 

その国でしっかり管理されればドーピングを再発する恐れはないでしょう。

こんな方法で如何でしょうか??

 

そのぐらい僕はロシアには怒りを覚えますよ。

地ならしを発動したくなるぐらいに。

 

ワリエワのあの状態を見たら心が痛くなるのは当然でしょう。

僕としてはあれが最善の策なのか?僕なら出さない方が良かったと思いますけどね。

選手としては出たいという気持ちもあるでしょうが、いろんなところからバッシングが

来る事は分かっている事でしたからこうなるでしょうしね。

 

4位になった事は良かったって思うのです。

後からもっと批判される事になるから。メダルに届かなかった事で批判は多少は

回避される事でしょうからね。

 

組織的にやった事を証明する事はきっと難しいでしょう。

だけどなんとかして組織的にやった事を証明してロシアを追放してほしいものです。

そうじゃなきゃ同じ事を繰り返してしまうと被害者が出てしまいますからね。

 

そんな風に思って彼女の映っている姿を見ていました。

高梨沙羅ちゃんからワリエワまで本当にモヤモヤオリンピックでしたね。

そんなオリンピックももう終わり。楽しかったです。

夏を見てない分、冬を楽しませてもらいました。

まだあと少しありますが。

 

 

最後に読書のお話です。

 

笑顔の読書券が今月いっぱいまでの利用期限って事で何を買おうかって悩んでいた

のですが本屋大賞ノミネート作品でも買ってみようって事で帯を見てこれが良いかな

って思って選んだのが「赤と青とエスキース」って小説にしました。

 

青山美智子さんって方の小説で彼女は前年度の本屋大賞も2位だったようで

このところの常連のようです。

 

ここからはネタバレ有りで話を書いていきますので読む予定のある人は読まないように

してくださいね。この小説は伏線回収が面白さですから内容を知っていたら面白さの

大半を失ってしまいます。よく出来た話です。さすがは本屋大賞にノミネートされる

だけはあるなって感じでしたよ。

ってこのブログを読んでいる人がいるのだろうか?

 

第1章から4章まであり最後にエピローグという構成になっています。

帯を見る限り短編小説のような感じがしましたがきっと絵で繋がっている感じの

小説なのだろうって感じでスタートしました。

 

第1章ではオーストラリアに留学した女子大生レイが現地に住むブーというあだ名の

日本人と出会い恋をする話。

最後にブーがオーストラリア人男性のジャック・ジャクソンにレイをモデルにして

彼女の肖像画を描いてもらうのです。ジャックは画家の卵。

 

第2章は額縁職人の話。すると予定通りレイの肖像画が登場します。

画廊をやっている安城寺って人が展覧会をするのでこの絵に上等の額縁を依頼するって

話です。アシスタント?の女性の立花さんを連れて額縁職人の所へやってきます。

 

額縁職人の弟子がジャック・ジャクソンと縁があってこの絵にも惚れ込み自分が額縁を

作りたいと申し出て作るっていう話です。

 

第3章は漫画家さんの話、昔ちょっと売れた漫画家さんの所にアシスタントで入った

経験ゼロのだったけどすぐに開花して天才漫画家になった師弟の話ですが天才漫画家へ

インタビューで師弟の対談となり対談の為にセッティングされた喫茶店

そこに飾られていた絵が例の「レイの肖像画」だったのです。

って感じでジャック・ジャクソンの「レイの肖像画」がどの章にも出て来る感じで

やっぱりなーって感じで読んでいたんですよね。

 

それぞれの章でジャック・ジャクソンの絵が出て来るのです。

 

それで第4章、ここは主人公は茜という50歳ぐらいの女性と元カレ蒼の物語。

彼と別れて新しい道を歩いていたはずの彼女でしたが過呼吸が出て職場のオーナーに

暫く仕事を休むように言われるのです。そんな矢先に元カレから飼っている猫の世話を

してほしいと仕事で留守を間を元カレの住んでいる所、元自分も住んでいたところで

数日間、猫のお世話をするって感じのストーリー。

最後の方で彼が好きだった漫画が出てきます。

 

その漫画が前章に出てきた師匠の方の漫画家の作品でその本に例の対談の切り抜きを

挟んであったのです。やっぱりあの絵が出てきます。

 

この賞を読んでいて??って思っていたのです。もしかしてこれって第1章の二人?

ってなったのですがだけどそれを否定してしまいかねない文章があって??って

なっていたのですがエピローグで全てが分かります。

 

レイの本名は立花茜、ブーの本名が安城寺蒼。

 

ブーのあだ名の由来が蒼は青から来ていて英語でブルーなのですが日本人はネイティブ

の発音を聞いてブルーがブーに聞こえるようでそれでブーは自分のあだ名をブルーから

ブーにしたようなのです。

 

レイは茜、茜は赤。英語でレッドですがこれもネイティブの発音が日本人にはレイに

聞こえるようでレイってなったようです。

 

第1章で留学中の時限恋愛って事で始めた恋だったのですが結局はレイを追っかけて

ブーは日本にやって来たようなのです。

そして画廊をやっていたのですがやめて喫茶店をして第4章に繋がるって感じ

だったのです。そしてエピローグへ。

 

絵が繋ぐ物語って思っていたのですがレイとブーの物語だったのです。

やられましたね。

よく出来たストーリーで座布団10枚って感じですが僕はどうもこの二人の恋愛が

好きになれなくて・・・肝心の恋の話はイマイチだったかな・・・っていうのが

個人的な感想ですかね。

 

だけどやっぱり本屋大賞にノミネートされるだけあってよく出来た内容でした。

 

個人的には少し縁を感じてしまう本でした。

著者の青山美智子さんとはどうやら同い年のようなのです。

 

僕も学生時代に大学の募集であった短期留学でアメリカのユタ州へ2ヵ月間ですが

夏休みを利用して行ってたことがあるのであの雰囲気はなんだか分かるんですよね。

 

ブーが留学生が夢心地のようにやって来る日本人が集う世界観を竜宮城に例えて

いたのですがそれがなんとなくわかる気がしました。

 

現地の女性との恋はないですがタイから来ていた女性に何故かえらく気に入られていた

記憶がありますが僕がかなりそっけなくしていたので最後は嫌われていましたけどね。

 

やっぱり小説は面白いですね。

久しぶりに2冊読みましたがどちらも面白かったです。

って事で笑顔の読書券がもう一つあるので近いうちに本屋大賞ノミネート作品から

もう1冊買う予定です。

 

この話を映画化となるとレイとブーは章ごとに役者を変えないとネタバレになって

しまうのでそうしないといけないでしょうね。

それと文字だから騙せている部分があるのですが映像だと騙せない部分があります。

 

章ごとに時代背景が変わっていっているわけだけど、読んでいる間はその部分に

気付かないのです。ちょっとだけ気にはなるけどなるべくそこを分からないように

書いているんですよね。

 

ジャック・ジャクソンの出世で時代が流れているのは理解できるのですが

どのぐらいっていうのが分からないのです。あえてそうしていると思います。

 

映像化したらその辺のエピローグでのネタバレでの感動が少なくなってしまうのです。

そのあたりは映像化のマイナス点ですよね。

森見登美彦氏の四畳半神話大系も同じような構成で最後の章でネタバレ要素がある

のですが小説を読んでいるとその辺の面白さがあるのですがアニメ化されていて

よく出来ていると評判は良いのですが僕も良くは出来ているとは思うものの

最後のネタバレ要素であるはずの所がやっぱり映像化では描けない所があるせいか

その辺はガッカリでしたね。

 

そう考えると物語の感動は映像化するよりも文字で読んだ方が良いですね。