一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

和を以って貴しと為す

震災の辛いニュースはいまだに絶えず
ニュースから少しずつ減っていっても現地の人たちは
これからもずっと震災と闘っていかないといけないんですよね。

ニュースの中には少しずつですが震災の中で頑張っている人たちや
震災の中での心温まるニュースなども見られる事があります。

僕の中で震災前と震災後で考え方を変えられるようになった事の一つに
海外からの温かい支援の話があります。
サッカー好きの僕ですが海外サッカーでは日本人選手も活躍しているのだけど
そういう地域はもちろんだけど
そういう人がいないところでも日本への温かいメッセージを送ってくれているし
義援金を送ってもらったりしていますよね。

今回の震災は日本で起きた事ではなく地球で起きた事なんだって思っています。

そして、その被害にあった日本へ国とかそういう事を抜きにして
温かい支援をいろんな国がしてくれていますよね。
本当に感謝ですね。

そして、今回の行為の中に日本の今までにしてきた海外支援が
こういう風にして帰ってきているのじゃないかって考えています。

僕は今まで海外支援とかはいいとは思っているのだけど
領土問題、尖閣諸島竹島問題などでは日本を主張するべきと思っていました。
喧嘩になるんなら喧嘩をする準備もしなければいけないって思っていました。

だけど、今回のこの震災による海外からの温かい支援をみていると
喧嘩腰になれば相手も喧嘩腰になるでしょうし
相手が喧嘩を吹っ掛けてきてもうまく受け流す事も必要なんだと思いました。
軟弱なようだけど、それがいかに強い事かを思い知らされた気分です。

聖徳太子も十七条憲法に「和を以って貴しと為す」と書いていますよね。
古の言葉が身にしみます。

今回、自分が日本人でいる事に誇りに思えています。
それは東北の震災にあっている方に感謝です。
僕が被災者ならば彼らのように気丈な振る舞いなんてできないって思うから。

今はただ自分にできる事をするだけなんだけど…

被災地でもある岩手県出身の宮沢賢治の「雨にも負けず」
僕の大好きな詩でもありHPにも掲載しています。

ただのでくのぼうでオロオロするだけの僕ですが
こういう気持ちを大切に生きていきたいですね。