一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

チョコレート・ドーナツ

今朝は朝からウォーキングをして街まで。
う~~ん、久しぶりに歩くとやはり脚が疲れますね。
こういう事は継続的にする事であって突発的に長くするものではないですよね。
しかも、ちょっとスピードを上げて歩いていたので脚の負担は結構ありました。
その分、あっという間に街に着きましたけどね。

何しに街に行ったかと言いますと「チョコレート・ドーナツ」を見に。
すごく話題になってましたからね。
とにかく泣けるって。

結論から言いますと全く泣きませんでした。
僕の感性おかしいのかな??最後はややヤバかったけど、まったく我慢する事もなく泣く事はなかったです。
観客は15人ぐらいいたかな~。最後はやはりすすり泣きされている方が複数名いたのが分かりました。

東京の方では満席で行列が出来ていたりと聞いたんだけど、
松山はやはり田舎で平日の朝からみられる方ってのはあんまりいないんでしょうね。

全く泣けなかったというのは映画がつまらなかったわけではありません。
すごく面白い映画で是非お勧めです。
ただ、人との視点が違うのかヤフーレビューを少し読んでみたのですが
触れている視点が僕は少し違っているようで…

涙よりも怒り。偏見に対する怒りよりも詭弁や欺瞞や旧態依然の組織の体質
それに本質に目を向けない事などそういう問題点を持った世の中に対する怒りみたいなものを感じました。

結局、その世の中で犠牲になるのがマイノリティや生活弱者だったりするんです。
政治や法律などはそういう人を守るべきものでなければと思うのですが
どうも世の中はそうはなってないような気がします。

そんなきれいごとで世の中やっていけれるか!!って思うかもしれませんが
なんだか残念ですよね。

この映画は1979年に実際にあった事をモチーフに作られている映画とか。
そんなアメリカも今ではだいぶ変わって来ているように思います。
じゃー、日本はって?セクハラヤジでいまだに女性問題ですら進歩していない状態。

アメリカとかみているとたしかに力のある人が世の中を動かしている最たる国と思いますが
ただ、いろんなところで自由があって正しくそれおかしいんじゃないの?って声が上がったりします。
それに比べると日本ってメディアにしろ世論にしろそういう声ってなかなか上がりづらい環境なのでは
なんて思ったりしています。

セクハラヤジの問題でもあれは外国人が目を付けてしまったから動かざる得なくなってしまっただけで
外国で関心をもたれてなかったらたぶん何事もなかったように片づけられてしまっていたのでは?

鯉党の僕からしてみればプロ野球もそんな体質ですよ。
おかしなルールばかりで。
ルールにのっとっているんだから何ら問題ないと。
そのルールがおかしいんだろう!!って思う事がいっぱい。
MLBとかと照らしても腐ってる事が良く分かります。

力関係が働いてるのかそれに対してメディアとかもあまり何も言わないですからね。

それとこの映画を見て思い出したのがもうかれこれ前の話ですが
テレビで見た話でODAとかで日本がアフリカに支援しているって自慢しているが
医療支援でアフリカの病院に医療機器を何億円分も送っているのだけど
実際にはそれを扱える医師がいないというお粗末な事をしている…と。

この映画の陽の部分は世の中のマイノリティの方や生活弱者の方などがこんな世の中でも
強く生きているという部分ではないかと思っています。
陰の部分は世の中のルールにこういう人たちが埋もれていって、犠牲になるということなのかな
って思っています。

僕は陰の部分に強く共感を受けてしまって怒りになっているんだと思います。

弁護士や政治家はディベート力を鍛え上げ黒いものでも白と出来てしまう力を持ち合わせています。
その力を詭弁や欺瞞に使うことなく信念に基づいて使ってほしいものです。

なんて思ったのでした。

12時に映画が終わったのでご飯を食べて帰ろうと思って歩いていたんだけど
何にも食べたいものないなーって感じで。
これが食べたい!!ってものがないのに無理に街で食事する事もないかと
家の近くの中華屋さんで食べようとバスに乗って帰ってみると
「本日定休日」・・・やられました。

それにしても世の中はこんなに暑くなっているんだと実感しました。
いつもは家の中の日陰にいるものだから外がこんなに暑いとは知りませんでした。