一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

こじつけ 重松清 森見登美彦

台風16号がカーブして…ってネット記事の見出しを見つけ
カープがどうした??
黒田サプライズ…って記事の見出しを見つけて
カープの黒田がどんなサプライズをしたの??って感じで
頭の中がカープ一色なわけですが今はCS、日本シリーズへ向けて計画中です。

CSへの参戦は見送り日本シリーズに照準を合わせております。
変な事だけにはならないように祈るばかりです。

カープ優勝とともにカープネタの記事もいろいろ出ていて
優勝の要因だのMVP候補は?とか出ていますが
僕もビックリしたのですが浅田舞カープ女子になってたんですよね。
その記事が出ていたのを見てコメントが酷い…
中日ファンカープファンも…
愛知出身なのかな?姉妹で中日ファンって言ってたようなのですが
知らないうちにカープ女子になっていたようで…
中日ファンから裏切り者扱い、カープファンからは便乗商法だのにわかファンだの書かれています。

まー、彼女の最近のテレビの出方を見ていて僕もあまり好きじゃないな~って思っていたんだけど
たしかに便乗商法って感じもしないでもないけど
まー、良いんじゃない??って思うんですよね。
カープ女子の時にもにわかファンだのと古参のファンがぶーぶー言っていたけど
それでカープが盛り上がるんなら良いじゃんって思うんですよね。

ただあまり好きなタレントさんではないので個人的には…

もう一人同じような人が狩野英孝の元カノ?みたいなので話題になった人。
彼女は広島出身でカープファンとか…カープファンに印象良くないからか
にわかだの便乗商法だの書かれていますね。
これにはちょっと賛同したくなる…自分がいます。

いろいろ記事は出ているけど、なるほどって思うのからこじつけだなって思うもの
こじつけだけど面白いものといろいろありますね。

デジャブじゃないけど、前回優勝時との共通点とかこじつけって言うかムリクリ探している感じもするけど
意外とふ~んってなってしまうものもあります。

僕も無理やり考えてみたんだけど、カープのユニフォーム。
今のユニフォームになった時もう8年近くになるのかな?僕は白。ホームの白色を買ったんです。
だけど、カープといえば赤。今回からビジターユニフォームが赤になったんです。
甥っ子には赤もなかなか良いからと赤色を買ってあげました。マエケンの18番を。

買った当初は赤もいたけどやっぱりマツダスタジアムでは白が多かった。
だけど、今はビジターはもちろん、ホームでもスタンドは真っ赤ですよね。
このユニフォームになってカープが優勝したんです。

実はカープが初優勝した年は赤ヘルが誕生した年なんです。
それまでは紺色の帽子だったとか。
重松清の「赤ヘル1975」という小説に書かれています。
その小説に出てくる主人公の男の子が「赤は女の色じゃ」って嫌がっていたんですよね。
それが弱小カープが快進撃をして初優勝するのです。赤ヘル軍団の誕生です。

僕がカープファンになって27年になるのかな?
ビジターユニフォームが赤になったのは初めてなんです。
正直、ビジターユニフォームって人気なかったですよ。
っていうかファングッズすらまともになかったですからね。

今回の赤のビジターユニフォームは当たりましたね。今や白色買う人少ないんじゃないかな?
僕は白しか持ってないからな~~。そろそろユニフォーム変わる頃だし我慢です。

そんなこんなで初優勝した時は帽子が赤になり、今回の優勝時にはビジターのユニフォームが赤になった
というこじつけ話でした。

重松清氏がカープの優勝で記事を書いていました。
これが上手い事になっているんです。
実は赤ヘル1975がちょうど文庫化されたばかりなんですよね。
これも神っている?のかな??

この小説は本当によく出来ていて面白かったですよ。

記事には黒田と新井の事が書いてありましたね。
そんな二人が戻って来てカープの優勝、これほどのドラマはないって感じの事でした。

これって赤ヘル2016が出るってこと??って思っちゃいましたよ。
かたやヒーローが全てを捨てて故郷へ帰ってくる、
かたや逃げ出したものが故郷に暖かく迎えられる二人の物語。
2016年のカープの優勝をたどりなが中年男性の悲喜交々ってやつを。
まー、重松清の得意な感じがしませんか??

赤ヘル1975はこの本の存在を友達に教えてもらってアマゾンでは買わず
いつも立ち読みでお世話になっている本屋さんで注文して買いました。
少し待てば安く買えてたんですがすぐに読みたかったから。

もう1冊!これは待ってようやく文庫化された森見登美彦氏の「聖なる怠け者の冒険」
これもつい先日文庫化されているのを発見して即購入。即読破しました。

オモチロかった・・・やっぱり彼のテイストは好きですね。

どうやらこの作品は新聞の連載であったようですが単行本が出るに当たり
かなり書き直しをしたようです。
そして、今回の文庫版になるにあたり少し削ってスリムアップしたとの事でした。

冒頭に挿絵つきで人物紹介があり、なんだかそこからなんなんだーって感じ。
挿絵の感じがなんともいえないんですよ。

主人公の小和田君。主人公なんだけど怠け者だから…
普通、主人公っていろいろ活躍するわけですが、この小和田君は全く活躍しません。
最後は主人公なのでやはり物語の中心にいるんだなって感じではあるのですが
行動自体はよく寝ているだけなんですよね。

そんな主人公の周りをいろんな人がワタワタするわけです。
それで物語が進み、問題が解決するわけです。
それがこの小説の醍醐味って事なんでしょうね。
なんじゃそりゃーって感じですが気になる人は読んでみてください。

森見登美彦ファンと言っている割にはこの本に出てくる重要な隠れキャラを見逃していました。
本でも映画でも鑑賞した後はネットでレビューを見るのですが
そこに書かれていたのを読んでハッとしてしまいました。

くそ~~、自分で気付けなかった事が悔しいです。

森見登美彦氏の作品はよく他の作品の人物が登場してくるんです。
今回も宵山の日が舞台となっているので「宵山万華鏡」の話、狸が関係しているので
有頂天家族」とリンクするんだけど、「有頂天家族」に登場する主人公の兄・矢二郎が
違う名前で出てくるんです。

それが矢二郎だと裏付けるだけの根拠がしっかり残っているんですよね。
見逃した~~。

こういうのも彼の作品の面白い所です。

今回面白かったのは主人公の小和田君の職場の先輩の恩田先輩と先輩の彼女の桃木さん。
物語の間この二人はずっと一緒なのですが物語とはほぼ関係がないんです。
だけど物語の端をかじっている感じがなんとも言えないんです。

テレビでやっている2時間もののドラマで言うとドラマの間のCMって感じでしょうか。
だけど、そのCMが面白いんです。なんとも言えないアクセントがあります。

文庫版には森見氏からのメッセージカードが入っているんです。
どうやらこのカードは3種類あるらしく今度本屋さんで他にどういうのがあるのか調べてみます。
僕のに入っていたのは「役に立とうなんて思い上がりです。」でした。

う~~んって唸ってしまいました。

最近、よく仕事がら人の役に立つって事を考えてしまっていました。
やっぱり無心でやった結果人に喜んでもらえたらそれで良し!としなきゃですね。
なんだか般若心経的な心境にさせてもらいました。

ポンポコ仮面もきっとそんな感じだったのでしょう。
人の役に立つ事をしていたはずなのにいろいろな事情があって追われる羽目に・・・

相変わらずのアホな話だなーって思っていたんだけど
突き抜けた感じが般若心経的で凄くなんだか考えさせられてしまいました。

もがいてもしゃーないんですよ。って事ですね。

いつも思うんですがこれって読んでも全然意味分かりませんよね。
読んだ人にしか分からないように書いているんですから。
特に彼の作品は内容もハチャメチャですからネタばれしないように書こうなんて思うと
全く意味分かりませんよ。
ポンポコ仮面って書いているだけでふざけているのか??思われそうですもん。

本屋に行けばきっと今はかなりズラッと並んでいると思うので
気になった人は読んでみてください。