一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

恐竜 くるりん 石黒浩

31日は予約を縮小してリフレッシュしてきました。

いよてつ高島屋でやっている大恐竜展に甥っ子を連れて行ってきました。
前売りチケットを買っていたので行かないといけなかったんですよね。

まだ始まったばかりですが甥っ子が夏休みで暇しているって事だったので
ちょっと前倒しして行ってきました。

甥っ子は幼稚園年長。
生物や宇宙などが好きで微妙に詳しいです。
微妙にってのがどこでどう間違ってこうなったの??って感じの勘違いも結構あるのです。

兄貴のところの甥っ子、姪っ子をはじめとして皆僕が洗脳していきます。
とりあえずカープファンにしてとか。

甥っ子には今とある事を吹き込んでいます。
そうすると家に帰る前に「家に帰ったら勉強する!!」って。
お~、成功しているなーって。思っちゃいました。

甥っ子には興味のある事にもっと興味を持ってもらいたくて
こういう事には連れて行くようにしています。
だけどね、あれだけ恐竜好きなのに…怖がりで…

せっかく会場には行ったのに心ここにあらずって感じでそそくさと出ろうとするのです。
あんまり展示物も見てない感じ。
っていうのも恐竜の鳴き声がしているのですがどうもそれが怖かったようです。
その声が何処からか聞こえてくるものだから不気味だったのでしょう。

声の所在は暗幕の向こうから。その暗幕をくぐるも嫌がって…
少し前なら泣きじゃくるか顔を引きつらせて逃げ出すかだったのですが
少しお兄ちゃんになったのかビビりながらも暗幕をくぐりました。
それも前にお母さんに連れられた子供が入って行くのを見ていたから。

入ると恐竜が動きながら鳴き声をだしています。

ちょっとビビりながらも眺めていましたがやっぱり怖いのかそそくさと出て行こうとして
あ~~、もったいないなーって感じでした。
だけどね、以前県美術館であった生命大躍進は本当に良い企画でした。
それに比べると同じぐらいの料金でこれじゃーね~~って感じ。
ショボ過ぎます。

県美術館も夏休みには子供向けの企画でもしてほしいものです。
新居浜にある科学博物館は結構いいことしているのでやっぱりそっちに行くべきなんでしょう。

動く恐竜の模型を出ると最後の子供だましのコーナー。
お金を払って動く恐竜に乗ったり、砂場に隠してあるアンモナイトを発掘するコーナーがあったりしました。
事前に調べていたので知ってたので甥っ子は喜ぶだろうと。

恐竜には乗りたがらなかったですがアンモナイトの発掘はすごく喜んでいました。
でも、一つとったら終わり…。一つなんてすぐに見つけてしまうんです。

なのでいっぱい取ってその中から一番いい奴をもらって帰ろう!!って甥っ子に。
すると喜んでいっぱい発掘するんですよ。楽しかったみたい。
以前にも新居浜のマイントピア別子で宝石探しみたいなをやったのですがすごく喜んでいたので
やっぱり子供は砂遊びは好きなんでしょうね。

なかなか終わらない僕達にスタッフの人が業を煮やしたのかそろそろ終わりですって。
ってもそれほど長い時間やったわけじゃないんですけどね…

入り口でチケットの半券でくるりんが100円で乗れるという情報をいただいたので
せっかくなのでくるりんへ。
僕は高所恐怖症なので本当は観覧車には乗りたくないのですが甥っ子の為…

甥っ子は姪っ子同様全然問題なしで喜んで乗っていました。
妹夫婦も高いところは苦手らしく、甥っ子は以前僕と乗った時以来2度目だったようです。

来院の方からは誕生日月の人がいたらくるりんがただで乗れるって情報も得ていたのですが
31日で一日早かったためくるりんは断念だなって思っていただけに乗れてよかったです。
夏休みの間に何度も乗りにこようかな??

その後、食事って事なんだけど甥っ子はあまりご飯食べないんですよ…
だから、何を食べようか考えていたのですが美味しそうなかき氷屋さんを見つけていたので
そこにしようかなって思っていたのですが一つだけ心配な事があって妹に尋ねてみると
案の定、姪っ子同様甥っ子もやっすいかき氷が好きでシロップの高級な感じの奴は苦手だとか。
その上、あんまりフルーツも食べないようで…結局、かき氷屋さんは行きませんでした。

何食べたいって聞くとビビンバかハンバーグって。
それで結局はエミフルへ。
そして、食べたのはビビンバ。甥っ子があんなに美味しそうに食べているのはあまり見た事がありません。
それでもあまり食べられないので途中で残して、残飯処理を僕がしました。

少しは甥っ子も楽しんでもらえたかな??

最近、シンギュラリティにハマってしまって…

NHK石黒浩さんというロボットの研究者の講演、
「最後の講義」というのを見ました。
最後の講義はもしこれが最後の講義だとしたらいったいどのようなお話をされるかというテーマで
いろいろな人に話をしてもらうっていう趣旨らしいのです。

ロボットの人だからきっとシンギュラリティの事を言うかなって思って録画していたのですが
やっぱりその話が出ていましたね。
最後のテーマで「1000年後の人間」。
結構衝撃的なお話で人の身体がロボットになったらそれは人間ではないのか?
じゃー、障害者で人工的な身体を見に付けている人は100%の人間ではないのか??
人工的なものを付けていてももちろん100%人間。
だったら身体全てロボットになったとしてもそれは人間じゃないのか??って。

すごく哲学的なお話だなーって思って聞いていました。

シンギュラリティが起こると人はアイデンティティについて考えるようになるって言っていたけど
確かにそうなるんでしょうね。

このお話を聞いた時にパッと二つの事を思い出しました。
一つは映画「AI」、もう一つは河合隼雄さんのお話。

河合隼雄のお話でインドの説話があります。
一匹の鬼が人の死骸をもって帰ってきます。
するともう一匹の鬼がそれは俺のものだと言い出すのです。

そこへ旅人が現れ鬼にこの死骸は誰のものかと尋ねられるのですが
旅人は見ていたので正直に話をするといちゃもんを付けた鬼に
腕をちぎられ捨てられるのです。
するともう一匹の鬼がかわいそうと思い死骸の腕を付けてあげるのです。
すると今度は鬼が脚をちぎって捨てるのです。
またもう一匹の鬼がかわいそうと思って死骸の脚を付けてあげるのです。
そんなのを繰り返し結局その旅人と死骸が入れ替わってしまうのです。

そんな旅人がいったいこれは自分なのか??

まさに石黒氏の話すロボットになった人間と同じ状態じゃないですか。

その後、旅人は高僧に会いこういう状況の自分が何者なのか?って尋ねると
高僧は諸法無我のお話をされたとか。

自分という実体というものはなく、相手がいて自分という存在が出来てくるのであって
ロボットであろうが入れ替わった死骸であろうが元来の自分の肉体であろうが関係ないのです。
相手の存在があって関係性があってそこに自分という人間がようやく存在するので
そこにロボットでも生身で死骸でも関係ないという事らしいです。

なので石黒氏も肉体がロボットになっても人間には変わりないとお話されていました。

ただ有機物から無機物に変わると。
元来、無機物から有機物になり、また有機物から無機物に戻るのも自然の摂理だとか。
また将来的に有機物が存在できる環境にないであろう地球で生存するためにも
人間の無機物化、つまりロボット化は避けられない事実らしいです。

なんだか映画「AI」の最後の方を思い出してしまいましたよ。

でも、シンギュラリティは数十年後に来るってなっているけど
石黒先生はこういう事になるのは1000年後って言っていますね…
まー、あんまり深く考える事はないのかな??