一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

今ここ

何やら騒然とした状況になってきましたね。
今、ニュース見ながらブログの更新をしております。
 
どうなるやら今後の隣国の情勢が気になるところです。
 
話は少し前に戻りますが白鵬がついに破れちゃいましたね。
昔は相撲も好きでよく見ていたのですが最近ではすっかり見なくなっちゃいました。
やっぱり日本人力士に強い人がいなくなっちゃったからかな?
 
だけど、今回白鵬が敗戦の弁を述べたのを聞いてすごく感動したのです。
ここまで来た力士だから出る言葉なんだろうなって
彼が偉大な力士になったことを確信しましたね。
 
「もうちょっといきたかったな、という気持ち。相撲の流れにスキがあった。
いままでの63の白星があったということで1つ伸ばしてやる、そういうスキがあった」
 
ネットで引っ張り出すとこういう事を言ってたらしいのですが
僕がテレビで見たのでは「勝つというスキがあった」って事を言ってたと思ったのですが。
勝負事、勝つ意識ってあるのが普通ですよね。
勝つためにやるんだから!!
 
だけど、あの境地に居る人は違うのでしょう。
それすら雑念なんだと思うのです。
それを払しょくして初めて彼が本当に目指す境地に至れるんでしょうね。
彼が尊敬し、彼目指していた記録の保持者である双葉山
彼も「木鶏」という言葉を言ってますよね。
この話は大昔、知ってるつもりって番組でやってたんですけどね。
すごく感動したのを覚えています。
たぶん、このブログでも書いた事あると思うんだけど。
 
今回はその言葉をまた新たな境地で聞いているんですよね。
 
ここ数年、般若心経の呪縛のとりつかれていました。
これも以前ブログで書いた事あると思うのですが
般若心経の意味ってえ~って事書いてあるんですよね。
究極な考えって感じなんですよね。
きちんとした意味は割愛させてもらいますが
お釈迦様の片腕である舎利仏が悟りをひらこうと努力しているところに
菩薩様が現われてお前が一生懸命悟りを開こうとしているその心に雑念がある
って感じの事が出てきます。そして、「色即是空」。
 
考えれば考えるほど凡人には謎って感じでした。
 
最近、読んだ本に名越康文さんの「心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」があります。
名越康文さんは精神科医の先生でよくテレビで活躍されていますよね。
もう数年前から彼がテレビ出ているとついつい見てしまうんですよね。
そんな本の中に「今、ここ」を連発しているんですよね。
ゲシュタルトって心理療法があるのですがそれを書いているようでした。
 
今、ここに集中するといろんな悩みがなくなるって事なのです。
あれやこれや雑念が入るから人は悩み苦しむのだと。
 
ここで白鵬の話に戻りますが
彼も今ここに集中できていればきっとあの試合も勝つ事が出来たのだと思います。
だけど、きっと勝つ意識が出てしまったがために余計な力が働いたんでしょうね。
それが負けに繋がったのでしょう。
 
喝っで有名な日曜日の番組でもこの事が取り上げられていたのですが
皆それぞれにあの白鵬の敗戦の弁について語っていましたが
どうも僕のしっくりくる考えではなかったんですよね。
なんだか今日はその事を書いてみたくってブログにしました。