一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

肩こりと筋肉

今回は肩こりについて書いていきたいと思います。

「姿勢と脊柱起立筋」で書いたとおり姿勢が悪く、猫背状態の人などには
肩こりの人がとても多いのは周知の通りだと思います。
今回はその事ではなく、男性よりも女性に多い原因について書いてきます。
それは筋肉量の問題なのです。

人間の体は二足歩行をするため非常に体のバランスが大切となっています。
前後左右バランスが崩れるとそれを修正するために
どこかに無理に力が働くようになります。
無理がいったところは筋肉の緊張状態が続き凝りとなってきます。

姿勢などが原因の場合はこういう状態になりがちなのです。
姿勢は悪くないのだけど・・・といわれる方でも
自分では気がつかないところでバランスが崩れてる方が多いのも事実です。

しかし、女性の場合にはそれ以上に筋力の非力さも肩こりに
大きく関わったりもします。
人間の頭の重さは平均で3~4キロと言われてるそうです。
その重さを支えてるのが首や肩なのです。
また腕の重さを吊り下げているのも肩なのです。
腕の重さは成人の男性で片腕で約3キロ、女性で約2キロ程度あるようです。
自分の体にあるものだから重いものをぶら下げたりしてる気持ちは少ないかもしれませんが
実はこのような重いものを持ち歩いてる状態なのです。
しかも首は不安定な状態なものですからそれにかかる首の筋肉の負担は大きいのです。

女性は男性に比べるとかなり筋肉量が少ないので
それらの重さに筋肉が耐えられず悲鳴をあげている状態の人が多く
それが原因で肩こりなどを誘発してるケースもあります。

当院の一心庵では「アクティブケアとパッシブケア」という考えを採用しています。
パッシブケアとは受身で直すということで私たちのようなところに来て頂いて
施術を受けるということなのですが、アクティブケアとは自ら体を動かすことによって
体を改善していくという考え方なのです。
その両方の相乗効果によって体が楽になると考えています。
実際、体をいくら触れても筋肉量が増えるわけでもなく、関節稼動域が広がるわけでもありません。
少しでも楽に体を動かすにはご自身で筋肉をつけたり
ストレッチなどをして関節稼動域を広げたりすることは非常に大切なことなのです。
もちろん、関節稼動域を広げるためには当院でもPNFを採用していますので
通常にご自身でされるよりもより効果的にストレッチできます。

頭や腕の重さに一番負担がかかりやすいのが僧帽筋三角筋です。

僧帽筋は首・肩から始まり背中一体を覆っている筋肉です。
三角筋は肩のところを覆っている筋肉です。

僧帽筋の役割は肩甲骨を動かしたり鎖骨を引き上げたりとあるのですが
重要な働きは三角筋の働きを助けるために肩甲骨を安定させる
働きがあるのです。
腕を頭の方へ持ち上げたり、重い荷物を担いだりする時に
三角筋が働くのですが僧帽筋が肩甲骨を固定することによって
三角筋の働きを助けます。

僧帽筋のエクササイズ
肩をすくめるような動きをすることです。
ダンベルなどをもって肩をすくめるとより効果的です。

三角筋のエクササイズ
ダンベルなどをもって両手を伸ばし真横に引き上げていきます。
肩の位置まで上げてゆっくり下ろします。
ダンベルなどをもって両手を前に伸ばし引き上げていきます。
肩の位置まで上げてゆっくり下ろします。
ダンベルなどをもって肘を曲げ、ダンベルを肩の左右で耳の高さに、
前腕が床とほぼ垂直になるように構える。
左右の肩甲骨を寄せ、軽く胸を張る。肘を伸ばしてダンベルを真上に
押し上げます。そして元の位置に戻します。
これらを繰り返ししてください。

女性の皆さん!!
筋肉隆々とはいいませんがしっかり体を支えることが出来る
体つくりをしましょう!!
最近ではマドンナをはじめとしてすばらしい体つくりをされてる
女性も多いですよね。
スタイルも抜群だけど、痩せ過ぎてるのではなくしっかりとした筋肉をつけてますよね。
最近では痩せ過ぎモデルの締め出しなんて記事も読みました。
体や健康のことを第一と考えて正しい体つくりをされることをお勧めします。

肩こりにまつわる話はまだまだあるのでまた機会をみて書いていきますね。
肩甲骨・ローテーターカフや肩関節のことなどいろいろとあります。
更新が少し遅れ気味になっていますがご了承ください。