一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

読了 改変 ホワイト社会

森見登美彦氏の最新の小説「シャーロック・ホームズの凱旋」を読了しました。

 

いやー、せっかく買ったのになかなか読めずにようやく読み進めることが出来ようやく

読了となりました。

 

最近はやる事が多く読書に充てる時間があまりなくて・・・

 

それに夜になると眠たくなるという人間の生理現象がますます正常化してしまって

眠られずにはいられないって感じなんですよね。

 

読む前の印象としては今回は新しいキャラクターであるシャーロックホームズという

聞いた事がある探偵が主人公で彼の作品であるからきっとポンコツな彼がおかしな

事件に巻き込まれて面白おかしく解決していく話だろうって感じで想像していた

のですがものの見事にそんな話ではありませんでした。

 

ポンコツっていう意味ではある種当たっていた所はあるものの物語の展開があまり

進んでいかないなーって感じで思っていたら最終章でもう森見ワールド全開って感じで

やっぱり彼の作品は好きだなーって感じでした。

 

ここからは少しネタバレになるところが出てくるのでこれから読む予定の人は読まない

方が良いと思います。

 

まー、ほとんどこのブログを読んでいる人はいないのでその中でモリミー作品に興味の

ある人ってなると皆無の様な気もするので気にする事もないのかもしれないのですが

一応、ネタバレありって書いておかないとって感じで書きました。

 

いつもの彼らしくパラレルワールド系の話になっているんですよね。

 

熱帯に続いて本の中に入るって感じになるのです。

さらに今回は僕の大好物である解離性同一性障害的な話も出てきます。

 

もう僕の中では大好物のエビフライ、ハンバーグ、スパゲッティーにチキンライス

と入ったお子様ランチの様な大好物集合のお話となっていました。

 

だけどそうなるのも最終章へ入ってからなのです。

出来ればもう少し早い段階でそっちへ話を膨らませてほしかったなって思ったりする

のですが最後に一気呵成に来る構成も怒涛な感じも美味しいものは最後に取っておいて

美味しく食べる感じもやっぱり良いモノがありますよね。

 

久しぶりの読書で楽しい時間を過ごしたわけですが作者がかなりの時間をかけて創作

した作品があっという間に読まれて終わってしまうのもちょっと悲しい感じもするの

です。

 

料理でもそうですよね。時間をかけて作っても食べるのあっという間ですから。

 

ただその分記憶に残るっていうかその人の考えや思いに影響が与えられるとなると

それは一生の事になるかもしれないからそう考えると創作に時間を費やした事の対価と

しては十分なのかもしれませんね。

 

ワトソンなくしてホームズなしって感じですよ。

読んだ人にしか分からないですが。

 

なるべくネタバレなしで書いた感想です。

 

さー、次回作は狸の物語かな?どうなるんだろう??

 

 

今朝ほど朝ドラ「まんぷく」を見ていて最後の視聴者から送られてくる写真が出た時に

ハッとしました。セクシー田中さんの田中さんらしき人が映っていたので。

 

このドラマは再放送なのでそんなはずはないし、もしかしたら差し替えてその写真を

載せたのか?はたまたよく似た映像だっただけなのかもしれませんが・・・

思わずベッドから身を乗り出して見てしまいました。

 

あの映像をもう一度見てみたいのですが・・・

その後すぐにネットで検索したけど何も出てこない。きっと僕の空耳ならぬ空目だった

のでしょうね。

 

セクシー田中さんの事は実は今回のブログで書こうって思っていたのです。

 

あのドラマを面白く見ていたのですがどうやら原作者の人とドラマ制作側とトラブルに

なっているという記事が出ていたので。

 

原作者がドラマ化を許諾した際に原作に沿ったドラマにするようにと確約を取った上

でのドラマ化だったようですが実際には改変改変でキャラクターの設定が無茶苦茶に

なっていたようなのです。

 

そういえばドラマをやっていた時に寸評で原作ファンからは不評ってなっていたのを

思い出しました。

僕は原作を知らなかったので面白く見ていたのですが原作ファンからはそうでは

なったという事も確かこのブログでも書いた記憶があります。

 

記事には日テレのプロデューサーとこの脚本家のコンビはかなりの改変で有名な

コンビだったようです。

 

このブログでは実はその改変の是非を書こうかと思っていたら昨夜、寝る前にスマホ

ネット記事を読んでいたら原作者が電車に飛び込んで自殺されたって記事が出ていた

のでビックリしたのです。

 

原作者の本を読んだことはないし、原作者の事はよく知らないのですがただただ

お悔やみを申し上げ、ご冥福をお祈りするばかりです。

 

今回の件で凄く悩まされた事もあったのでしょうがその後のネットでの論争で

心が疲れてしまったのかな?

 

原作者側へも批判があったのかな?よくは分からないのですが・・・

 

今回はその事は事実情報をまだ読んでないのでその件は差し置いてこの改変問題は

やっぱり考えないといけない問題かなって思ったりします。

 

たぶんですがこの件を前回ドラマ中に書いた時に僕が例に挙げたのが進撃の巨人

旅屋おかえりだったのじゃないかって思うのです。

 

この問題が出る前にもこの話は施術中にもよく話をするのです。

 

進撃の巨人は僕にとってはすごく良い例で実はこの映画を僕は原作知らずに見て

何でそんなに世間では批判されているんだって思ったのです。

普通に観れる映画だけどなーって感じで面白いって訳でもないけど、無茶苦茶批判

されるほどでもないだろうって思っていたのです。

 

その後最近になって進撃に激ハマりしてもう進撃信者ぐらいの妄信ぶりになっている

のですがそれからこの映画の事を考えると無茶苦茶腹が立つのです。

この映画は許せないって感じで。

 

何故にこの映画を作った??って感じなのです。

箱は進撃の巨人って書いてあって中身が全然違う商品が入っていたら進撃を買おうと

思っていた人はどう思うでしょうか?って感じですよ。

 

その中身に満足すればそれで良いでしょうって感じにはなかなかなれないっていうか

期待値を大きく裏切る事になるので満足する人はそうはいないって感じだと思うの

です。

 

実は今週観に行く予定になっている「ゴールデンカムイ」これが凄い評判なのです。

それが完コピって言われているのです。

原作を忠実に再現されていてそれが実写化されて迫力があって凄い良いと評判になって

います。

 

一時原作アニメの実写化はほぼ失敗するという定説があったのですがそれは過去の

もので今は忠実に再現したり、実写化を活かした迫力をもって原作ファンを魅了する

作品が出てきています。僕がどれも絶賛して劇場に足を運んでいるキングダムや

るろうに剣心は評価されています。ネットフリックスで放送されたワンピースも

評判が良かったようです。っていうかあれは原作者が中に入ってやっていましたから

失敗はないですよね。

 

そういえばセクシー田中さんも改変があれば中に入らせてもらうって感じになっていて

最後は原作者が脚本を書いたってなっていましたが・・・

 

改変されないようにするにはやっぱり原作者が制作に加わるのが一番の様な気が

します。

 

僕は今こそ諌山創を迎えて進撃の実写化を海外でやってほしいって思ったりしている

のですけどね。原作を忠実に再現をして。これは凄いドラマになると思いますよ。

 

今の時点でアニメでGOTと肩を並べているのだから。

 

それにしてゴールデンカムイの感想で「う~~ん」って見出しの記事があったので

気になって読んでいたら完コピ過ぎて実写化ならではのオリジナリティがないって

書かれていて椅子から転げ落ちそうになりました。

 

もうここまで来ればクレーマーかって感じですよね。

まー、逆を言えばそれぐらい完璧って事でしょう。見るのが楽しみです。

だけどあの変態アニメを完コピって。

 

僕は出来るだけ原作に忠実に再現をしてほしいし、そのストーリーのみそである部分を

削ってまでそれを実写化する事にはかなり懐疑的ですね。

知らない人は僕の様に楽しく見る事は出来るのですが・・・

 

フルコースの料理で前菜から始まってデザートまでどれも美味しい、だけどコースで

食べて本当に料理の良さってものを味わえるって料理の前菜だけを振舞うってお店が

出たらフルコースを食べた事のない人はそれだけで満足できるかもしれません。

 

だけどフルコースを食べた人にとってはこれでは・・・ってなると思うのです。

 

素晴らしい音楽で初めから終わりまでちゃんと構成されている曲のイントロ部分だけを

聴かせて素晴らしい曲だっていうのはそれだけしか聞けないのは全部知っている人から

すれば満足できないでしょう。

 

僕は進撃に関してはもう登場人物までしかも一番人気のキャラクターが改変され

リヴァイという名前でもなく日本人名でしたから。

 

しかも進撃ってストーリーが膨大で伏線回収が凄いので数時間でまとめ上げられるもの

じゃないのです。

 

まーキングダムにしてもゴールデンカムイにしてもどこまでやるのかって感じでは

あるのですが端折ってまとめて終わりにするって感じではなく続くって感じになって

いるので何処まで映画化するのかって問題はあるものの端折ってないので原作に

忠実に出来るのです。それが大事です。

 

2時間ぐらいの映画にすると絶対に端折らないといけなくなる事が多いのでそうなると

ストーリーの醍醐味の部分が端折られたりするともうこの物語をする意味ない事ない

ってなってしまいます。

 

それが僕にとっては旅屋おかえりでした。

凄い感動のストーリーだったのですがその感動の部分が端折られているっていう意味の

分からない改変ですよ。

 

フルコースのメインだけ省くという感じです。

 

そう考えるとやっぱり原作読めよってなるのでしょうね。

 

森見氏の作品もアニメ化されていてそれなりの評価を得ていますがそれでも百点満点

とは言えませんもんね。

 

ただ脚本を務める上田誠氏と森見氏は盟友なのでかなり作品をリスペクトしているので

ファン目線もあるから見れる作品にはなっているのですけどね。

 

 

松本問題が文春砲によって目まぐるしく展開が進展していっています。

 

この流れを見る限りでは松ちゃんは結構ピンチだなっていうのが僕の見解です。

 

ネットのコメント欄を見る限りでは松ちゃんファンの人の応援も凄く擁護派もかなり

いるのですがその人達のコメントを見ると結構ばらつきがあって注目点も違ったりして

いて??な所もあります。

 

何処を争点にしているのかって事なのでしょうがそれはこの文春砲でどんどん争点が

絞られているような気はするのですが当初から専門家が言っている具合になって来て

いてそんな感じなんだろうって思うのですが盲目的に応援しているのかいささかそれは

っていうのも結構あったりします。

 

まずはやったのかやってないのかって話です。

セックスをしたのかしてないのか密室で行われているのでそれすら分からないっていう

のがあります。

 

まー、これはほぼやったという事にはなるのでしょう。

そりゃー密室で行われているから分からないと言えば分からないのですがもうここは

争点になっていませんよね。当初松ちゃんの発言でそういう事を言っていたっていう事

を言っている人がいまだにいるようだけど・・・

 

次に同意があったのかなかったのか問題です。

ここは争点になっていますよね。

ただ風向きが今変わりつつあるのが被害者が続出してそれ無関係人達が同じような事を

言っているって事が真実性があるって事になるらしいのです。

 

そうなんだーって感じで僕もこの話を聞いて密室で行われていてもそういう風になる

んだって思ったのでした。だからここももう通過したのかもしれません。

 

今、問題視されているのがそれが仕組まれた組織的な行動だったのかって感じの所が

争点になっているのだと思います。

 

コンパのように装ってゲームみたいなをしてそれがそういう事に繋がる女性の上納

システムじゃないのかって話のようなのです。

 

それでたむけんが当初話していた事と違うじゃないかって事になって上納していた

後輩芸人も悪いんじゃないかって事にまで発展しかけているって感じが現状じゃない

かって感じが僕はしています。

 

この話は当初から出ていたのですがそこまでの信憑性がなかったのでそういう話では

ってなっていたのがかなりいろんな人から証言でこういうシステムで繰り返されていた

っていう常習犯的な感じになっているのです。

 

だからこそ僕は松ちゃん不利って思っているのです。

これが当の本人の松ちゃんは裸の王様で皆に持ち上げられていて本気で上納じゃ

なかったって思っていたというのもあるかもしれないけど、それは善意の第三者とは

なりえないって感じなのだろうって思うのです。

 

ここに来て松ちゃんを擁護するわけじゃないのだけど、こうやってもしかして知らず

知らずのうちに訴えられるような環境があるとすればそれはそれで生き難い社会

なんだろうって思うのも事実です。

 

ドラマ「不適切にもほどがある」っていうのが始まったようですがまだ僕は見てない

ので楽しみにしているのですが昭和時代の主人公が現代の例話にタイムスリップして

騒動を起こすみたいなストーリーなようですが昭和時代のいい加減な時代のおっさんが

今のホワイト社会、コンプライアンスがどうたらこうたらという社会に・・・って

感じのストーリーのようです。

 

そうなんですよね。どちらも行き過ぎは禁物です。

 

今の厳しくなりつつある社会を揶揄している側面もあるような気がします。

ホワイト社会って言葉もちょっと揶揄された言葉じゃないかって思うのです。

 

だけど僕はメリット・デメリットがあると思うのです。

昭和の時代が良かった部分もあるし、今の時代の方が良い部分もあります。

世の中にはこれで完璧っていうルールはないのです。

なので修正をかけながら蛇行しながら歩んでいくべきだと思っています。

 

なので行き過ぎたホワイト社会も危険だし、犯罪が横行する社会も危険だと思います。

松ちゃん問題はどうなんでしょうね。

 

僕はこれは是正されるべき問題だと思っています。

あくまで個人的見解ですが。

 

ただ犯罪もどんどん巧妙化していって分かりにくくなっているのです。

そうなると青田刈りのように根こそぎ根絶するとなると問題のない人まで罪に問われる

って感じになり生き難い時代になってしまいます。

 

ここら辺のかじ取りは難しいでしょう。

 

これは今イスラエルがガザに侵攻しているのも同じです。

一般市民を殺しながらジェノサイドをしながらハマスを撲滅しようとしているのです。

これがホワイト社会のなれの果てだと思います。

 

だからといってハマスを許す気のもなれないので難しい所でもあります。

 

それでも人間の性は江戸時代に

「白河の清きに魚も住みかねてもとの濁りの田沼恋しき」でしたから。

 

本質はこんなところでしょう。

それが今の日本人もそうだから擁護派がいるのも頷けます。

 

だけど世界基準はそうではないのです。

トライアンドエラーを繰り返しながらアップデートしていく為にはより良い社会を築く

ためには逐一こういった事に真摯に向き合い権力者がのさばる社会を作ってはいけない

のです。

 

今の日本は権力者に有利に出来ているとしか思えないっていうのが僕の根底にあるから

そういう結論になってしまうのでしょう。

 

本当はホワイト社会が良いとも思えないのですが今の日本はバランスを書いている

そこを是正する事が寛容と思う今日この頃なのです。