一心日記

愛媛・松山にある整体 一心庵の日記です。日々の事、身体の事いろいろと書いてます。

夏の風物詩 24時間テレビ ソーシャル・ビジネス

夏休みもあと少し、毎年この時期になると書いてしまうのが
子供の頃の夏休みの宿題の思い出。
ラストスパートでほぼ手付かずの宿題を一気にやってしまうアホぶり。

毎年後悔するのですが毎年同じ過ちを繰り返してしまいます。
甥っ子、姪っ子にちゃんとやっているかなんて大人な言葉をかけたりしていますが
実際の僕はそんな偉そうな事を言えた立場じゃないんですよね。
大人なんて自分の事を置いておいて偉そうに言うものなのです…ダメですね。

夏の風物詩といえば他にも高校野球、花火大会、お盆にいろいろとありますが
先日あった24時間テレビもその一つです。

僕の場合は今はないですが手塚治虫のアニメだけ見ていた記憶があります。
なんとなく見ていた程度でそれほど絶対見るって事もなく。
今となってはほぼ24時間テレビを見る事はなくなりました。

それでも視聴率は15%ぐらいあるようで相変わらずの人気なんだろうって思っています。
だけど、このところこの番組にも逆風が吹いています。
昨年のマラソンブルゾンちえみでしたがその発表が誰になるか分からない
っていう演出ですごく批判を受けていました。
まー、視聴者の興味をひくためにいろいろとアイデアを駆使しているのでしょうが
あまりにもひどい演出は今のご時世には合わないって事なのでしょう。

それに合わせてチャリティー番組なのに出演者のギャラが発生している
っていうのが問題になっています。
そういうのがネットでいろいろと書かれてそれが影響しているのか募金額が減っているという
ニュースを読んでちょっとブログで書いてみようって思ったんですよね。

僕も一時期、ソーシャルビジネスについて勉強しようとしていたので
こういうのに少し興味があったんです。
そのきっかけは来院していた方から教わったかものはしプロジェクト。
女子大生が立ち上げた企業でソーシャルビジネスの形態をとっていてました。

ずっと寄付をしておりましたが数年前に寄付はいったん終了させてもらっています。
もう寄付はしてないのにも関わらず先日封書が届きました。
ちょっとした冊子になっていてもう寄付もしてないのにどうしたんだろう??
って思って見てみると冊子とは別に一枚のお知らせが入っていました。

かものはしプロジェクトはカンボジアの児童買春問題を解決するべく立ち上げた企業で
数年前にその役割を終えつつありました。
その代わりに違う地域で抱えている問題に取り組むようにシフトしている感じでした。

今回の冊子は以前に寄付をしていただいていた方への案内のようでした。
役割を終えカンボジアでの活動が終了したとの事でした。
それでこうやってお知らせが届くなんて律儀な会社だなって思っちゃいましたよ。
また縁が合えればとは思っていますが…

かものはしプロジェクトの事をもう少し書きます。
以前にも書いた事もあるのですが創業者の女子大生が書いた本を読んでいるので。
この会社は児童買春問題を解決しようと日本ではHPの作成などをする会社を経営しつつ
その利益を問題解決にあて、少しずつその規模を拡大していきました。
ソーシャル・ビジネスはボランティアと違い自活やっているので補助金頼みではありません。
っても全くもらわないわけでもないのですが。
かものはしプロジェクトの場合は個人的にも寄付は募っていましたが。

その発展段階でカンボジアでも企業展開をしています。
児童買春問題の原因は親が子供を売るからなのですがそれは親の貧困があるのです。

とうことで親の働くところを作るためにその箱を作りました。
い草などを利用してバッグを作ったりしてそれを日本のデパートで売るという感じ。
寄付をしていた時にはバックは届きませんがコースターなどが届いていましたね。

ボランティア団体は崇高な精神のもとに成り立っていますので
このソーシャル・ビジネスの在り方に疑問を持っているようで
現地で連携を取りたかったボランティア団体に嫌がられたようでした。

彼らの言い分は「貧しい人を利用して利益を上げている」というような感じ。
先にも書きましたが問題解決のために必要な事をしているだけなのに…
しかもやっぱり自活というのが大事なのです。
ボランティアは餌をまくだけになってしまう可能性があるのです。

ボランティアをしている側にもいろいろと問題があります。
ボランティアですから無償で働きます。
そーなるとよっぽど崇高な精神を持っている方とお金と時間にゆとりのある方しか出来ません。
最初はやる気満々でも次第にいろいろな問題に直面して続けられなくなります。
ようやく仕事を覚えてバリバリと活躍してもらう頃にやめてしまうような事もあるようです。

ソーシャル・ビジネスの場合は企業ですからちゃんと給料を払いますから
安心して働けるのです。

そしてついに役割を終えてカンボジアでの活動が終了したとの事。
ですから素晴らしいですよね。
企業ですからその役割を終えたからといって解散するわけにもいかないので
次の問題に取り掛かるべくインドへってなっているようです。
その辺はちょっとあまり詳しく読んでないので割愛します。

こういうのを知っているとボランティアやチャリティーっていうのもいいのですが
あまりに清廉潔白過ぎると何にもできなくなっちゃいます。
決して汚い事をしているわけではなくやり方の思考を柔軟に考えるだけなのです。

24時間テレビの目的は障害者や社会的弱者への支援を目的としたチャリティー番組でしょう。
募金や収益金がその目的のために使われるわけです。
一番の目的はその金額がどのぐらい集まるかって事です。

お金を集めるために芸能人をうまく活用する、そのためにギャラが発生する。
もし芸能人を使わずにそのギャラが発生しない代わりに募金がさほど集まらないとなると
どちらがいいのだろうか??って事を考えてほしかったりします。

まー、ジャニーズもこれで良い顔しているのだからそれに儲けているのだから
1日ぐらいは無償でやってもいいような気もしますけどね。

結局この問題が表面化して募金額が減ってしまっているのは本末転倒だったりします。
ただ24時間テレビ自体がオワコンで募金額が減っているのならあり方を考えるべきですが。

僕の場合、何の興味もない番組なのでほぼ見ないのですが
そんな僕があれこれ書くのはどうなのかと思ったりもしますけどね。